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ピアノリサイタル
"ロージー・ヴェルトハイムの不思議な世界"

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ロージー・ヴェルトハイム(1888年 - 1949年)は、専門的な音楽教育を修了し、国際的な名声を獲得した最初のオランダ人女性作曲家の一人でした。音楽に加えて、社会的な取り組みも彼女の人生において重要な位置を占めていました。彼女は長年パリ、ウィーン、ニューヨークに住み、働いていました。彼女はアムステルダムでベルナルド・ツヴェールスから和声と対位法のレッスンを受け、ゼム・ドレスデンから作曲のレッスンを受けました。また、パリではルイ・オーバールから、ウィーンではグスタフ・マーラーやリヒャルト・シュトラウス、アーノルド・シェーンベルクの師であるカール・ヴァイグルから作曲のレッスンを受けました。パリに滞在していた7年間、彼女の家はメシアン、ジョリヴェ、ミヨー、オネゲル、イベールなど多くの芸術家たちの集いの場となっていました。彼女の作曲した作品は当時国内外で演奏されていました。 1940年5月にナチスがオランダを占領したとき、ロージー・ヴェルトハイムはすでに52歳でアムステルダムに戻っていました。 1942年9月から、ユダヤ人である彼女は生き残るために終戦までの数年間身を隠して暮らさなければなりませんでした。彼女は家族の中でナチスの迫害を生き延びた数少ない一人でした。彼女の作品目録には約 90 曲が収録されていますが、その質の高さにもかかわらず、残念ながら戦後は忘れ去られてしまいました。

クリスト加藤尚子は、2025年5月にドイツのデュルメンで、ロージー・ヴェルトハイムの再発見したピアノ作品を録音し、その録音は2025年末から2026年初頭にかけてGENUINからリリースされる予定です。その大部分は世界初録音です。

クリスト加藤尚子
は横浜で生まれ、東京、ハノーバーでコンラート・マイスター教授に、リューベックでマンフレート・フォック教授にピアノを学び、ドイツ国立リューベック音楽大学の芸術家ディプロマ及び大学院課程を最優秀の成績で卒業しました。日本「ヤングアーティストピアノコンクール」及び「ベストプレイヤーズコンテスト」入賞。 2015年に彼女はソプラノ歌手のアンナ・ガンとともにゲルンスハイム・デュオを結成しました。これを皮切りに、彼女は忘れ去られ迫害されてきたユダヤ人作曲家の作品の発掘と演奏にさらに力を注いでいます。 2019年に、このデュオの最初のCDが「Verborgene Schätze」(Hidden Treasures)がGENUINからリリースされ、フリードリヒ・ゲルンスハイムの22の歌曲が世界初録音として収録されています。デュオは二度の日本ツアーを行い、
2023年、NHK「おはようニッポン」とNHKワールドにより、忘れられたユダヤ人作曲家たちを再発掘、演奏するデュオの活動に関するレポートが放送されました。
さらに、ドイツと日本のさまざまな新聞、雑誌やにも記事が掲載されラジオ放送にも多く取り上げられました。クリスト加藤はソリストとして、また歌曲リサイタルのパートナーとして、室内楽アンサンブル、またアーティストとのコラボレーションプロジェクトで、活発なコンサート活動を続けています。 2024年には、アメリカ人作曲家スタンリー・グリル(* 1953)が彼女のために作曲した組曲「森のミニチュア」を初演し、CD「In the Forest」はリリースされました。Naoko Christ-Katoは、ドイツ音楽評議会(2022年)およびテューリンゲン州文化財団(2025年)の奨学生です。
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Lesung mit Musik
Sandra Kreisler & Naoko Christ-Kato
"Quellen des Lebens" 

- die Kraft von jüdischen Frauen
Klavierwerke von Rosy Wertheim
Gedichte von Gertrud Kolmar, Selma Meerbaum-Eisinger und Nelly Sachs

 
In der Wiederentdeckung und Gegenüberstellung dieser vier verfolgten jüdischen Künstlerinnen spüren Sandra Kreisler (Texte) und Naoko Christ-Kato (Klavier) der poetischen Harmonie nach, die sich aus der zarten und doch zähen Zuwendung zur Kunst als persönliche Lebensrettung ergibt.
Die Musik und die Texte zeigen auf exemplarische Weise die Nähe von weiblichen Lebenswelten in fragilen Verhältnissen, wie wir sie auch heute erleben.

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Sandra Kreisler
wurde in München geboren, wuchs aber größtenteils in Wien und Berlin auf. Sie ist Autorin, Regisseurin, Diseuse, Darstellerin und Sprecherin -  und seit Jahren aktiv im Kampf gegen Antisemitismus.
Die mehrfache Preisträgerin spielt üblicherweise Solo-Chansonprogramme, darunter auch ein jüdisches Programm mit dem bekannten "Trio Sho". Diese neue Zusammenarbeit geht auf eine Initiative der Pianistin Naoko christ-Kato zurück, und bringt eine völlig neue Seite der Künstlerin zum Vorschein.
 

Foto : Simone Hofmann

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© 2020 Naoko Christ-Kato Klavierabend "Waldszenen"

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